各層は、「Router-Manager-Module」で構成されていたが、「Manager-Module」の構造へ変更。
UA間を接続するために必要な動作(実装)を定義する層
SIPとしては、Call(複数のトランザクションやダイアログ)に関して責任を持つ。
Ver.1.0では、B2BUAは、UA間の通信のみに責任を持っていたが、Ver.2.0では、B2BUAとしての動作に関しても責任を持つようになる。
転送シーケンスの差異を吸収するなどのシーケンスの制御や吸収を行う 下記のような感じで変換する。
SIPメッセージの網間の差異や他UAプロトコルを、変換する。
単体のUAとしての機能(実装)のみを行う層
SIP的には、ダイアログに関しての処理に責任を持つ。
Ver.1.0では、IP電話機単位での実装であったが、Ver.2.0では、機能単位(通話、保留など)での実装となる。
このあたりについては、新規概念であるため、検討中。 2つ以上のUAを組み合わせて、1つのUAとして使用できるような動作を検討している。 例: 認証UA⇒アーリートーキUA⇒通話UA というようなシーケンシャルにUAを使用することにより、通話用UAとして動作させるようなイメージである。
SIP Stackとしての機能を持つ層
SIPとしては、トランザクションレベルの処理に対して、責任を持つ。
SIP Stackに関しては、Jain-SIPに依存せずに、新規に独自実装を行う。
本ミドルウェアとアプリケーションの接続層。
独自実装ではなく、MINAに依存する形とする。