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*全体ブロック図 [#j36e5556]
-モジュール化されたレイヤー構造
-B2BUA層
-UA層
-Stack層
-Transport層

**Ver.1.0との違い [#nf1ab6bc]
各層は、「Router-Manager-Module」で構成されていたが、「Manager-Module」の構造へ変更。


***使用言語 [#u02d7efc]
-JavaSE6.0

*B2BUA層 [#x822d841]
UA間を接続するために必要な動作(実装)を定義する層~
SIPとしては、Call(複数のトランザクションやダイアログ)に関して責任を持つ。

**Ver.1.0との違い [#pa16544e]
Ver.1.0では、B2BUAは、UA間の通信のみに責任を持っていたが、Ver.2.0では、B2BUAとしての動作に関しても責任を持つようになる。

**機能 [#d6c107fa]
***シーケンス制御/吸収部 [#cc290e4c]
転送シーケンスの差異を吸収するなどのシーケンスの制御や吸収を行う
下記のような感じで変換する。

#ref(http://www.siprop.org/ja/1.0/image/sequenceFig.png,center)


***メッセージ変換部 [#o109319f]
SIPメッセージの網間の差異や他UAプロトコルを、変換する。

#ref(http://www.siprop.org/ja/1.0/image/messageFig.png,center)


*UA層 [#o5ef0e7c]
単体のUAとしての機能(実装)のみを行う層~
SIP的には、ダイアログに関しての処理に責任を持つ。

**Ver.1.0との違い [#i1fe369c]
Ver.1.0では、IP電話機単位での実装であったが、Ver.2.0では、機能単位(通話、保留など)での実装となる。

**機能 [#w3021a7d]
-通話機能UA
-転送機能UA
-保留機能UA
----
 このあたりについては、新規概念であるため、検討中。
 2つ以上のUAを組み合わせて、1つのUAとして使用できるような動作を検討している。
 例:
 認証UA⇒アーリートーキUA⇒通話UA
 というようなシーケンシャルにUAを使用することにより、通話用UAとして動作させるようなイメージである。
----

*Stack層 [#acea1eb5]
SIP Stackとしての機能を持つ層~
SIPとしては、トランザクションレベルの処理に対して、責任を持つ。

**Ver.1.0との違い [#ffbf3c7c]
SIP Stackに関しては、Jain-SIPに依存せずに、新規に独自実装を行う。

***実装方針 [#d0721efc]
-トランザクションの処理に特化させる
--それ以上の処理は、UA層に任せる

*Transport層 [#ab4f0974]
本ミドルウェアとアプリケーションの接続層。
-MINAを使用する

**Ver.1.0との違い [#f7971bc8]
独自実装ではなく、MINAに依存する形とする。