[[FrontPage]] *SIPropって何? [#k47b43ea] 世界的に問題となっているVoIP(SIP((Session Initiation Protocol。VoIP用プロトコルとして広く採用されている。)))相互接続問題を解決するB2BUA&UAフレームワークである。~ これにより、SIPが本来目指していたセッション層の汎用プロトコルとしての地位を取り戻すためのものであり、国内初(?)のSIPオープンソースプロジェクトである。 *背景 [#i29a3491] 開発予算や期間の都合により、下記のような制約を持った相互接続性の低いSIP-UAが、作成されている。 これにより、相互接続性が世界的に問題となっている。 -接続対象の網を制約する --発注元のキャリア網のみ -接続対象のUAを制約する --自社のSIP-UAのみ --キャリア指定のSIP-UAのみ -機能(サービス)を制約する --通話のみ --キャリア指定の機能のみ *Ver.2.0について [#d33b0369] [[SIProp Ver.1.0:http://www.siprop.org/ja/1.0/]]の反省点を踏まえて、フルスクラッチで全てを新規に実装し直したSIPropである。 *特徴 [#z5c5a381] -B2BUA((Back To Back User Agent。))やUAを作成するためのフレームワーク --B2BUAやUAを容易に開発できるように機能単位で実装が行える -B2BUAやUAの動作をモジュールにて定義可能なモデル --UAを機能単位で定義し、組み合わせて使用する ---認証UAやアーリートーキUAなどの単位でUAがある *利点 [#m1992f54] -HTTP上のWebアプリのように、SIP上のコミュニケーションアプリの開発の容易化 -今後、世界的に主流となるNGN((Next Generation Network。IPをベースとした次世代基幹ネットワーク網。))やIMS((IP Multimedia Subsystem。NGNで、各サービスを行うためのベースシステム。))、FMC((Fixed Mobile Convergence。固定網とモバイル網の融合したネットワークやサービスなど。))への早期対応 *目標 [#b8e92afc] -B2BUAやUAの開発の容易化 -[[SIP IX:http://www.sipix.jp/]]と[[Asterisk:http://www.asterisk.org/]]との連携による相互接続問題の解決 --[[SIP IX:http://www.sipix.jp/]]のVoIP網による相互接続網の構築 --[[Asterisk:http://www.asterisk.org/]]のデファクトスタンダード化による相互接続問題の解決 *Ver.1.0との相違点 [#oa139f55] -軽量なB2BUA,UAフレームワークという位置づけ --[[SIPropVer.1.0:http://www.siprop.org/ja/1.0/]]において、ほぼ、使用することがなかった機能の削除 --各社端末のリファレンス実装化の断念 ---諸事情により、実装のオープンな公開が不可能であったため ---UAモジュールからのB2BUA機能の切り離し -サーバサイドでの動作 --[[SIP IX:http://www.sipix.jp/]]や[[Asterisk:http://www.asterisk.org/]]との連携を前提 --J2SEベースの実装 -独自SIP Stackの実装 --Jain-SIPのVer.1.2より、Stackの実装が公開されていないため *SIProp/PJ体制 [#xc69ec2f] -オープンソース&バザールモデル --皆様の参加をお待ちしています。<(_ _)> *ライセンス [#j6bb69f5] -[[Apache License Version 2.0:http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0.txt]] *名前の由来 [#pd3f34b2] -読み:しっぷろっぷ -意味:SIP と Interop(Interoperability、相互接続性)の造語 -ロゴマーク: #ref(http://www.siprop.org/ja/2.0/image/Logo_SIProp.jpg)